【Ableton Live No.4】Ableton Live 9 suiteの基本的な使い方その4
こんにちは。@ackcvanilla1(Rana_34164)です。
「Ableton Live 9 suiteの基本的な使い方その4」として、
- クリップ再生のテンポを変更する
- グリッドや小節の変更する
- クリップの長さを変更する
- ループプレイスとスタートマーカーを使う
についてまとめました。
テンポ
今、テンポは120BPMとなっています。BPMとはBeats Per Minuteの略で、1分間あたりの拍の数を表します。ここをダブルクリックして直接数値を入力できます。
1小節あたりの拍数
今、4/4となっています。これは、拍の数4つで1小節を成すという意味です。とりあえずここはこのままにしておきましょう。
グリッド
薄い罫線で16分割されているのが分かると思います。この数をグリッドと呼び、1小節をこの数で分割しますよという意味です。今、4/4、すなわち拍の数4つで1小節となるようにしていたので、1拍はグリッドによって4分割されていることが分かります。
小節位置の読み方
例えば、1.2.3は、1小節目の2拍目のさらにそれが4分割されたときの3つめ、という意味です。小節、拍数、グリッドが絡み合っているので、ゆっくり理解できれば大丈夫です。
グリッドを変更する
適当に右クリックするとメニューが現れます。ここに固定グリッドというものがあります。ここにあるどれををクリックするとグリッドが変わります。ためしに1/4を選んでみると、、、
罫線が少なくなってスッキリしました。なお、挿入マーカーはグリッドに沿って移動します。MIDIノートを打ち込むときはグリッドを適宜打ち込みやすいように変更しましょう。なお、右下のほうにグリッドとして何を選んでいるかが分かります。
クリップの長さを変える
NotesデバイスにあるLengthでクリップの長さを決めます。一番左は小節の数を表していて、これを帰ると小節単位でクリップの長さを変更できます。この例は長さを2小節分とした例です。
横軸を拡大・縮小する
調子にのってLengthの小節の数を16にしてクリップを長くしてみたらめっちゃ細かくなってしまいました。。。
ので、横軸を拡大してみましょう。
拡大・縮小は小節の数が並んでいるところをドラッグすればできます。私はいつもこの辺をドラッグしています。
4小節分見えるように拡大してみました。見やすくなりましたね。
ループプレイス
さて、Lengthの小節の数を2に変更してみました。そしたら、強いグレーのところが出てきましたね。
ここで1つ謝らなければならないことがあります。Lengthをいじることでクリップの長さを変更できるとしましたが、それは嘘です。。。
Lengthは、上の赤枠で囲んでるループプレイスを変更しているだけなのです。
例えば、Notesデバイスの右下について、Position=1.1.1、Length=2.0.0の場合、1.1.1から長さ2小節分のクリップ、という意味になります。実際、ループプレイスの始点と終点を確認しても分かりますね。 この通り、ここをいじることでループプレイスを変更でき、結果としてクリップの長さを決めることが出来ます。
さて、さみしかったのでMIDIノートを追加で打ち込みました。なお、クリップの長さを設定していると思っていたのが実はループプレイスの設定をしているだけだったということが理解できていれば、濃いグレーのところに入力したノートがどうなるかは想像できると思います。
さて、ループプレイスをPosition=2.1.1、Length=2.0.0と設定して、再生してみましょう。どのように再生されるか予想した後、実際に再生してみてください。どうなりましたか?、、、、予想と外れてしまった方が大多数だと思います。
スタートマーカー
実は、再生は赤枠で示されているスタートマーカーから始まります。この例では、3.1.1から始まって3.1.1に戻る2小節のループとなります。
スタートマーカーは基本的にループプレイスの始点と同じ位置に設定するのが良いと思います。スタートマーカーをドラッグすると位置を変更できます。
なお、青枠のエンドマーカーと呼ばれるものもありますが、これは無視しても構いません。気持ち悪いようでしたらループプレイスの終点においておくのがよいかと思います。
平均律におけるスケールとコードを数学チックにまとめた資料作ろうかな。これから仕事ですが帰ってきたら取り組みたい。そしてブログにアップ。#vocaloid_rana
— Rana_34164(ボカロPなりたい) (@ackcvanilla1) 2014, 10月 4